メール送信専用の「空ドメイン」は危険?Webサイト・Aレコード・MXなしが到達率に与える影響を解説

2024年以降、GoogleやMicrosoftなどのメール送信ガイドラインが厳格化。SPF・DKIM・DMARC認証を完璧に設定しても、特定の受信先にメールが届かない問題が発生。その原因の一つが、送信ドメインが「空ドメイン」になっていることです。

メール送信専用として取得したサブドメインに、Webサイトの実体やAレコード・MXレコードなどのDNSレコードが存在していない状態を「空ドメイン」と呼びます。Webサイトへのアクセスエラー、DNSレコード未設定、SSL未対応などが該当します。

受信側のセキュリティシステムは、AレコードやMXレコードがないドメインを「責任ある運用がされていない、迷惑メール送信者の可能性が高いドメイン」と判定。認証をパスすることと信頼されることは全く別の問題なのです。

MTAの標準機能により、送信元ドメインのMXレコード・Aレコード存在確認が行われます。レコードが存在しないと、SMTPレベルで門前払いされる可能性が高くなります。また、SpamAssassinなどのエンジンでスパムスコアが加算されます。

Gmailなどの機械学習フィルターは、Aレコードなく応答がないドメインを「攻撃者の使い捨てドメイン」と判定しやすくなります。ブラックリスト化時も、透明性のないドメインは「信頼できる送信者」として認められにくいのです。