AutoSPFとは

AutoSPFは、メールインフラソリューションを提供するDuoCircle LLCが開発・運営する、SPFレコードの自動フラット化(SPF Flattening)に特化したクラウドサービスです。
AutoSPFを提供するDuoCircle LLCは、企業のメールエコシステム全体の課題を解決する専門事業者です。
フィッシングや迷惑メールからの保護を行う
- セキュリティサービス
- 到達性に関連するサービス
- サーバーダウン時の継続性確保や移行を支援するルーティングサービス
など、多岐にわたるソリューションを展開しています。
AutoSPFは、その中でも特に現代のメール到達性を脅かす「SPFの10回ルックアップ制限」を根本的に解消することをミッションとしています。
解決策があった、SFPの10回ルックアップ問題
企業がメール配信機能を伴うクラウドサービスの利用が増える現代、メールインフラの管理者はとある深刻な問題に直面しているはずです。
例えば、「Xserver → Amazon → Salesforce → HubSpot → Zendesk → Google Workspace」などと、メール配信に複数のサービスを利用すれば、10回のルックアップなどはあっという間です。
それが、GoogleやMicrosoft社が送信者ガイドラインで設定を必須化した、メールの送信元認証技術であるSPFの「10回ルックアップ制限」です。
SFPのルックアップ制限超過が引き起こす問題
メールの大量不達 (PermError)
SPF認証が10回以上のDNSルックアップを必要とすると、受信側は「PermError(永久エラー)」と判定します。
「PermError」と判定されるとSPFが無効化され、GmailやOutlookなど主要プロバイダで迷惑メール扱いとなり、到達率が急落します。
DMARC・DKIMとの連携崩壊
SPFがFailまたはPermErrorとなると、DMARC評価でもFail となります。その結果、ポリシーに従ってメールが隔離(Quarantine)または拒否(Reject)され、ビジネスに直結するメールが届かなくなるリスクがあります。
なりすましリスクの増加
SPFが無効な状態は、ドメインなりすまし攻撃の格好の標的となります。攻撃者が正規のドメインを装ったメールを送信しやすくなり、ブランド毀損やフィッシング被害の拡大につながります。
AutoSPFが提供する根本的な解決策
AutoSPFは、このSPFの課題を自動フラット化(SPF Flattening)技術で根本から解決するために設計された受賞歴のあるクラウドサービスです。
複雑に連鎖したすべてのSPFレコードを、独自のエンジンがリアルタイムで収集・最適化。そして、ルックアップ回数を確実に「1回」に抑えるIPアドレスベースの単一レコードを自動生成し、お客さまに提供します。
AutoSPFの主な機能特長
完全自動・リアルタイムなSPFフラット化
includeで連鎖するレコードをすべて展開し、常に最適な単一のSPFレコードを自動生成。ルックアップ制限の懸念を完全に排除します。
24時間365日の監視と自動更新
利用中のSaaSやメール配信サービスが送信元IPアドレスを変更しても、AutoSPFが常時監視し、お客さまのDNSレコードに自動で即時反映。手動でのIPアドレス調査やレコード編集は一切不要です。
無制限のサービス連携と柔軟な拡張性
新しいサービスを追加する際のDNSレコードの編集作業は不要。管理画面に登録するだけで、追加の手間なく自動で最適化されます。大規模システムや多数のSaaS利用にも柔軟に対応します。
高いセキュリティと安定した到達率の確保
SPFが常に有効に機能することで、なりすましメールを強力に防止。迷惑メールフィルタでのエラーを解消し、高いメール配信成功率を保証します。
AutoSPFが選ばれる3つの理由
1. 驚異的なメール到達率の安定
認証エラーによるメール不達が激減。重要なメールが確実に届き、ビジネス機会を逃しません。これは、ITエンジニアにとって「メールが届かない」という社内からの問い合わせ対応にかかる時間をゼロにする価値があります。
2. 運用負荷の徹底的な軽減
複雑なSPF・DNSの知識は不要。レコード変更の監視・更新作業から完全に解放されます。管理者にとってSPFの管理コストをゼロにでき、本来注力すべきインフラ管理や開発業務に集中できます。
3. 世界レベルのサポート体制
設定時の質問やメール関連のトラブルに対して、迅速かつ専門的なサポートを提供。安定稼働を支える強力なバックアップが得られ、万が一の際も安心です。
導入企業の声 (2000社以上の導入実績)
“エンタープライズメールの一般的な課題に対する強力なソリューション”
設定、デプロイ、メンテナンスがシンプルです。AutoSPFを導入する前は、SPFプロトコルの10回ドメインルックアップ制限に悩まされていました。AutoSPFのおかげで、14回以上あったルックアップの制限がなくなり、安心してビジネスニーズをサポートできています。
“非常にプロフェッショナルなサービス”
サービスはシンプル、簡単、迅速で、データ更新用のダッシュボードもわかりやすいです。チームはとても親切で、迅速な対応で助けになってくれました。まさにトップエキスパートによるトップサービスです!
当社の代わりにメールを送信する10以上の外部SaaSサーバーを抱えていましたが、AutoSPFは当社の求めていたSPFレコードのフラット化ソリューションを提供してくれました。
料金プランと導入の流れ
サービスの利用料金
| プラン | 料金(税別) | 特長 |
|---|---|---|
| プレミアムプラン | 150,000円 / 年 | ドメイン内の連携できる外部サービスやSaaS数に制限なし。メール送信量による制限もなし。 |
| 追加ドメイン費用 | 5,000円 / 年 | 2ドメイン目以降は、ドメイン追加ごとにこの料金が加算されます。 |
※料金は全て税別です
導入の流れ
AutoSPFは、まず30日間の無料トライアルを通じて、その効果を完全に確認してから本格利用を開始できます。
STEP1:トライアルお申し込み(無料)
申込フォームからトライアルの手続きを行います。この時点での費用は発生しません。
STEP2:ドメインの登録と設定
最適化したいドメインを提供し、単一のSPFレコードを取得します。ご利用中のDNSに設定(既存レコードと置き換え)します。
STEP3:効果検証(30日間)
30日間、AutoSPFの安定した運用とメール到達性の改善をご確認ください。この間に問題が発生した場合や、利用継続が不要と判断された場合は、解約手続きが可能です。
STEP4:本契約と課金開始
トライアル期間終了後も継続利用をご希望の場合、30日間経過した翌月の1日から自動的に課金が開始されます。
最後に
メール認証は一度設定すれば終わりではなく、利用サービスの増加やプロバイダ側の仕様変更によって常に更新が求められます。
SPFの10回ルックアップ制限は、そうした変化に直面するエンジニアを悩ませ続ける課題でした。 AutoSPFは、その運用を自動化し、SPFエラーによる不達やセキュリティリスクを未然に防ぎます。
「正しく届くメールを維持する」ことが企業の信頼につながる 今、SPFフラット化は避けて通れない選択です。
代理店情報
■ 取り扱い代理店:株式会社プリモポスト
■ お問い合わせ:導入前のご質問やご相談は、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。