メールアドレスが持つ特性とは
ブッシュ型で効果測定が可能
インターネット黎明期から今⽇に⾄るまで、最も世の中に普及しているWEBサービスの1つがEメール(電⼦メール)だ。スパムメール対策などが必要だが、今でもWEBマーケティングツールとして価値が⾼く、ビジネス⽤途において必要不可⽋なツールだといっても過⾔ではないだろう。
メールマーケティングは、複数の方に対して同一の文面を単発で配信する”メルマガ”。メールの属性情報などや行動履歴に応じ自動的にメール配信する”ステップメール”。1to1でメール配信する”個別メール”と分けられる。
また、マーケティングにおけるEメールの特長を端的に表現するのであれば次の通りになる。
● プッシュ型のメディアである
● 個別にアプローチできる
ユーザーの属性に合わせた
1to1コミュニケーションツール
メールマーケティングで目指すべき姿は、マーケターがマーケティングを行うために描き・敷いた、目に見えない“心の路”をメール受信者1人1人に意識させず歩き続けさせることだ。これを仕組み行うのが”マーケティングオートメーション”である。
昨今、この仕組みを導入・運用するMAツールが新入社員を1人雇う程度の費用で導入できる対価になった。中小規模の事業者も導入可能な金額である(当社ではSalesforceのPardot導入支援を行っている)。
マーケターは、お客さまが商品・サービスを購入してもらうまでのシナリオを自由に構築し、抽出したメール受信者にメール配信をする設計が可能だ。
マーケターは、他の優秀なマーケターとお客さまの時間の取り合う戦いをしている。24時間・365日、テレビ、WEB動画、ウェブサイトを通じて、商品やサービスをPRし、どれだけ時間を割いてもらえるか。マーケター間でしのぎを削っているのだ。
メールマーケティングの強みは、メール配信のタイミングを分単位で設計できること。最良の時間に、最適な情報を1to1で手軽にお届けできることだ。お客さまが朝起き、スマホを触ったタイミングを狙って「おはようございます!」と伝えられるのだ。
マーケターが描いた心の路を歩かせ、お客さまにあなたの想いを伝える手段。それがメールなのだ。
長い人類の歴史において、禁書処分を受けた書物はたくさんある。なぜか。それは、文字が与えるインパクト、文字の力をどの時代の権力者も知っていたからだ。