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利用規約の変更通知メールなど、一斉送信メールで避けるべき15のこと

2024.11.30

一斉送信メールは、多くの受信者に情報を届ける便利な手段ですが、その手法を間違えるとトラブルや信頼の損失を招きます。特に利用規約変更の通知など、重要なメッセージを送る場合、適切な配信方法が求められます。

適切なメール運用を行うことで、お客さまとの関係を強化し、ブランドへの信頼を築くことができますが、逆に間違いを犯すと、その効果は逆転しかねません。今回は一斉送信メールで避けるべき10のポイントを具体例とともに解説します。

配信リストの管理や個別化、配信頻度の調整など、実践的なアドバイスを通じて、メール配信を成功に導くためのヒントをお伝えします。信頼と効果を最大化するために、ぜひ参考にしてください。

1.メールリストを検証せず、そのまま送信する

一斉送信メールを送る際、メールリストの検証を怠ると、どのような問題が生じるのでしょうか?想像してください。

たくさんのイベント招待状を用意し、多くの住所に送りました。しかし、そのうち半分の住所が存在せず、招待状が「宛先不明」で返送されてきたとします。そして返送された頃には、イベントはすでに終わっている…。

これは単にイライラするだけでは済みません。時間とお金の無駄になるばかりか、送信者としての信用を失う原因にもなります。

メールリストを検証せずに大量のメールを送信すると、同じような問題が現実に起こります。

このような状況が繰り返されると、送信者としての評価、いわゆる「送信者レピュテーション」が大きく損なわれる可能性があります。

この評価が悪化すると、メールがスパム扱いされやすくなり、メールマーケティング全体に悪影響を及ぼします。スパムハウス社が提供しているドメイン評価で数字が5以下の場合、かなりリスクが高いと感じてください。

リスト検証が重要な理由

メールリストは、放置すると自然に劣化します。例えば、お客さまがメールアドレスを変更したり、古いアドレスが無効になったりします。古い情報を保持したままだと、次のような問題が発生します。

3%以上の高いバウンス率

メールが送信先に届かずに戻ってくるエラー、「バウンス」が増加します。バウンス率が高いと、スパム行為を疑われ、メールプロバイダーにフラグを立てられる可能性があります。一般的には3%以下に抑える必要があると言われています。

メール到達率の低下

GmailやYahoo!などのISP(インターネットサービスプロバイダー)は、送信者のレピュテーションを基に配信の優先度を決定します。バウンス率が高いと、”迷惑メールフォルダ”に入るリスクが高まります。

時間と費用の無駄

リストの多くが無効アドレスで占められている場合、作成したメールが受信箱に届かず、残念な話ですがそこまでの努力や費用が全て無駄になります。

リスト検証の具体的な方法

メールリストの品質を向上させ、リスクを最小限に抑えるには、信頼できる検証サービスを利用することが重要です。当社はゼロバウンスのサービスを日本で唯一提供する事業者として、以下のような包括的なサポートを提供しています。

プリモポストのメールクリーニングサービス

プリモポストのメールクリーニング窓口は、メールクリーニングからブラックリストの管理まで、一連の業務をカバーしています。

高精度なメールリスト検証

無効なアドレス、不正なアドレス、リスクのあるアドレスを迅速かつ正確に特定。これにより、送信成功率を向上させ、バウンス率を低減します。

IP&ドメインのブラックリスト管理

送信者の信頼性を確保するためのブラックリスト管理も含まれており、スパム行為と見なされるリスクを軽減します。

サービス利用後のフォローアップ

検証後の課題や質問に対応するアフターサポートを実施。マーケティング活動を継続的にサポートします。

高評価を獲得した安全性

メールクリーニングの窓口は、ビズリーチで知られるビジョナル株式会社のクラウドサービス安全性評価プラットフォーム「Assured(アシュアード)」において、93.4点 / 100点を獲得しました(全体の上位10%:平均75.7点)。これにより、当サービスが業界トップクラスの安全性を持つことが証明されています。

メールクリーニングサービスが「Assured(アシュアード)」で高評価を獲得しました

サービス利用前に必要な安全評価レポートを提供しており、担当者の事前作業を大幅に軽減します。

当社は日本でゼロバウンスの公式サービスを唯一提供している信頼性の高い事業者です。この点は他社にはない独自の強みであり、世界的な基準に基づいたサービスを日本国内で利用することができます。

さらに、プリモポストのサービスはアメリカ本社のゼロバウンスよりもリーズナブルな価格で提供されており、コスト面でも大きなメリットがあります。高品質なサービスをより手頃な価格で利用できるため、企業のメールマーケティング活動を効率的かつ経済的に支援します。

また、クラウドサービスの安全性評価プラットフォーム「Assured(アシュアード)」において93.4点を獲得しており、業界トップクラスの信頼性を誇ります。安心してサービスを利用できる環境が整っています。

当社はサービス利用後のフォローアップまで、全面的な支援体制を整えています。単なるメールクリーニングサービスを提供するだけでなく、その後の課題解決や運用のサポートにも注力し、お客様の成功を徹底的にバックアップします。

2.ウォームアップせずに送信する

一斉送信メールを効果的に送るためには、メールクリーニング後の配信リストを使用することが基本ですが、それだけでは不十分です。特にメールの送信量を増やそうとしている場合には、事前に

  • 送信元IPアドレス
  • 送信ドメイン

のウォームアップする作業が必要です。社名変更に伴うドメイン変更した際は必ず必要です。このプロセスを怠ると、送信行動の急激な変化がスパムフィルターを作動させ、結果としてメールが迷惑メールフォルダに振り分けられるリスクが高まります。

IPアドレスのウォームアップだけでなく、送信ドメインのウォームアップも必要です。

ウォームアッププロセスの重要性

IPやドメインのウォームアップとは、送信量を徐々に増やすことで、ISPに信頼される送信者であることを示す作業です。ウォームアップを正しく行うことで、配信レピュテーション(送信者としての評価)を向上させ、メールが受信トレイに届く可能性を最大化します。

このプロセスは、手動で行うことも可能ですが、効果的で効率的な方法としてウォームアップツールを利用するのが一般的です。

ウォームアップツールの仕組み

ウォームアップツールは、内部のメールアドレスに対して以下のような操作を自動で行い、実際のユーザー行動を真似します。

  • メールを開封する
  • メール内のリンクをクリックする
  • 返信を送る
  • スターを付けてメールを重要とマークする
  • スパムでないと判断する

これらの行動がISPにとって「良好な送信者」であるというシグナルを送り、信頼度を徐々に高めます。このプロセスを繰り返すことで、IPやドメインの信用が構築され、大量送信時のスパムフィルター回避率が向上します。

手動プロセスとの比較

手動でウォームアップを行うことも可能ですが、毎日行うのは非常に困難であることから、機械対応が望まれます。

  • 時間がかかる:手動で1つ1つの操作を行うのは非効率的
  • 手間が増える:開封や返信などの操作を人間が行うには限界がある
  • エラーのリスク:手作業ではミスが発生しやすく、プロセスの正確性を保つのが難しい

自動化されたウォームアップツールを使用することで、これらの課題を解消し、スムーズかつ効果的にウォームアップを完了することが可能です。

IPやドメインのウォームアップは、一斉送信メールの成功率を大きく左右する重要なプロセスです。ウォームアップを怠ると、迷惑メールフォルダに振り分けられる、または配信そのものが失敗するなど、メールマーケティング全体の効果が大きく損なわれるリスクがあります。

一方、自動化されたツールを利用して適切にウォームアップを実施すれば、配信レピュテーションを向上させるとともに、スムーズで効率的なメール配信が可能となります。

当社は、IPやドメインのウォームアップを支援する専門サービスも提供しております。これにより、メール配信の成功率を確保しながら、運用負担を軽減することができます。具体的なニーズや課題については、ぜひ個別にご相談ください。

3. 購入リストに送信することは絶対にNG

メールリストを購入することは、一見すると簡単にリストを拡大する手段に思えるかもしれません。しかし、これは非常に危険な近道であり、長期的には企業にとって大きなリスクを伴います。購入リストの利用は、次のような深刻な問題を引き起こします。

購入リストの問題点

(1) 低いエンゲージメント率

購入リストの受信者は、あなたのメールを受け取ることに同意していません。メールの開封率やクリック率が低くなり、マーケティング効果が大幅に低下します。

(2) スパム苦情のリスク

購入リストの受信者が、あなたのメールを迷惑メールとして感じる可能性が非常に高く、迷惑メールと報告されるリスクが大きくなります。送信者レピュテーションが著しく損なわれます。

(3) 質の低いデータ

購入リストには、無効なアドレスや古いアドレスが多く含まれていることが一般的です。その結果、バウンス率が高まり、メールが受信箱に届かないだけでなく、スパムフィルターに引っかかるリスクが増します。

当社のメールクリーニングサービスを通じて、何度も購入リストのクリーニングを実施しておりますが大量の使い捨てメールアドレスが抽出されるなど、ジャンクアドレスが大量に抽出されることが多々あります。

過去に購入リストを使用した場合の対応

過去に購入リストを使用した経験がある方は、、今後のリスクを最小限に抑えるために、メールクリーニングを実施することが必須です。使い捨てのメールアドレスはもちろん、Catch-Allのメールアドレスも抽出できます。

購入リストに含まれる無効なアドレスや古いアドレス、不正なアドレスを迅速に検出し、リストから取り除きます。これにより、バウンス率を低減し、メールの配信成功率を向上させることができます。

購入リストの残留データを完全に浄化し、健全なリストに変換することで、今後のメールキャンペーンの効果を最大化します。

4.文面をパーソナライズ化できるのにパーソナライズ化しないで送信する

お客さま各位

から始まるメッセージを受け取ると、どう感じますか?おそらく、単なるリスト上の”いち顧客”に過ぎないと感じたと思います。パーソナライズ化は”あれば嬉しい”ではなく、”なくてはならない”時代にになっています。

個別化が求められる時代

現代の消費者は、自分に合わせたパーソナライズ化されたメールを求めています。それはお客さまについてすべてを知ることではなく、手元の情報を活用して「自分は大切にされている」と感じてもらうことに尽きます。

メールの件名に、氏名を挿入したり、お客さまの嗜好に触れたりするだけでも、非常に大きな効果をもたらします。

例えば、あなたがアパレル店のECサイトを運営していて、あるお客さまがスーツやネクタイを定期的に購入していることを知っているとします。そのお客さまに対して女性向けの衣類を宣伝するメールを送ったらどうなるでしょう?

ご想像の通り、お客さまの興味を失わせるだけでなく、信頼までも損なう可能性があります。本来はお客さまが関心を持ちそうな内容を送るべきです。例えば、最新の男性用日傘のプレビューや、フォーマルウェアの割引情報を提供するなどです。

パーソナライズ化されたメールは、

  • 誕生日のお祝いメッセージと特別割引を送る
  • メールリストに登録してくれた記念日を祝い、限定のプロモコードを送る

というシンプルな事でも実現可能です。

5.スパムメールと判断されかねない単語を使わない

メールマーケティングでは、件名はメールを見てもらう・開封するために、受信者の目に最初に触れる重要な要素です。しかし、その件名が本文と一致していなければ、受信者に負の感情を発生させるさせるだけでなく、自身のブランドへの信頼を傷つける可能性があります。

我慢のバケツがあふれかえると、受信者は怒り、結果的に迷惑メールと報告されるリスクも高まります。

件名と本文が不一致となる事例

ある帽子のブランドが「今すぐクリックして無料で新作アイテムをゲット!」という件名でメールを送ったとします。しかし、メールの本文には「送料無料キャンペーン」の詳細だけが記載されていたら、あなたはどう思いますか?

“馬鹿にするな!(怒)”となる方が、それなりにいるのではないでしょうか。

受信者は「無料でアイテムがもらえる」という期待を抱いてメールを開いたにもかかわらず、実際にはその期待が裏切られる形になります。受信者は怒り・悲しみ、ブランドへの信頼を失うだけでなく、迷惑メールと報告する可能性も高まります。

また、

「お急ぎ確認ください!電気代が未納です。」

という件名で送られたメールが、実際には新しいサービスの宣伝だった場合、受信者は恐怖、そして怒りを覚えるはずです。このような誤解を招く件名は、短期的な注目を得ることができても、長期的にはブランドの評判を著しく損ないます。

6.テストメールなしでいきなり本番配信をセットする

メールマーケティングにおいて、テストをせずに送信するのは、準備不足のまま勝負に挑むようなものです。プロのアスリートが準備をせずに競技本番に臨むことを想像してください。満足いく成果を出す可能性を大きく下げるだけでなく、今までの努力をを無駄にしてしまうリスクを伴います。

出版前の本が校正されずに誤字や曖昧な表現を含んだまま世に出されることも考えられません。メールも同じように、テストは成功のために不可欠なステップです。

一斉送信メールを送る前には、複数人に内容を確認してもらうことが重要です。文面の制作者と異なる人の目でチェックをすると、異なる結果が出るものです。

メールが

  • モバイル
  • タブレット
  • デスクトップPC

といった異なるデバイスで適切に表示されるかをチェックする必要があります。フォントや画像のサイズが適切か、レイアウトが崩れていないかといった点も細かく確認しましょう。受信者がどのデバイスを使っていても、スムーズに閲覧できることが求められます。

次に、メール内の全てのリンクが正しく設定されているかをテストします。

リンクをクリックした後、期待するページにスムーズに移動できるかどうかを確認することが重要です。この点が不十分だと、受信者にとってのユーザーエクスペリエンスが損なわれ、メールの目的を達成できない可能性があります。

また、コピーやデザインの確認も欠かせません。

誤字脱字や曖昧な表現がないかを慎重にチェックし、メールのデザインがブランドのイメージに一致しているかを見直しましょう。視覚的に魅力的であることも、受信者の興味を引く上で非常に重要です。

さらに、スパムフィルターに引っかからないよう、件名の表現やリンクの数、全体の構成に注意を払う必要があります。スパムと判断される要素が含まれていると、メールが受信箱に届かず、受信者に読んでもらうチャンスを失ってしまいます。

これらのチェックポイントをすべてクリアすることで、受信者にとって使いやすく、信頼できるメールを届けることが可能になります。

7. 不要な画像やリンクをとにかく詰め込む

一斉送信メールを作成する際、画像やリンクを詰め込みすぎるのは避けるべきです。メールの目的は、受信者に簡潔でわかりやすいメッセージを届けることですが、過剰な内容はその効果を損ないます。画像やリンクを必要以上に多用すると次のようなリスクも生じます。

受信者を気持ちを圧倒するリスク

画像やリンクが多すぎるメールは、受信者に心理的な圧迫感・圧迫感を与えます。

大量のリンクや視覚要素が詰め込まれていると、どこに注目すればいいのかがわかりにくくなり、メールの全体的なメッセージが伝わらないことがあります。メールを開いた瞬間に情報過剰と感じたら、メールを閉じてしまう可能性が高まります。

たとえば、セール情報を伝えるメールで10個以上のリンクを配置し、それぞれ異なる商品ページに誘導しようとすると、受信者は「どれをクリックすればいいのか」と迷ってしまいます。この結果、最終的にどのリンクもクリックされない可能性が出てきます。

スパムフィルターによる影響

リンクが過剰に含まれているメールは、スパムフィルターの警告を引き起こすリスクがあります。スパムメールはリンクを多用する傾向があるため、メール内のリンク数が多いと、スパムとしてフラグが立つ可能性が高まります。

同様に、画像の多用も同じような問題を引き起こします。画像だけで構成されたメールは、スパムフィルターが”内容が不十分”と判断し、受信箱に届かないことがよくあります。

画像の多いメールは、受信者側での表示にも問題を引き起こします。一部のメールクライアントやネットワーク環境では画像の読み込みが遅く、受信者にとってストレスとなります。場合によっては、画像がまったく表示されないケースもあります。

8. メールリストのセグメンテーションを無視する

メールリストをセグメント化せずに全員に一律のメッセージを送ることは、受信者の興味や関心を無視したアプローチです。

新商品の試食イベントを企画したとします。学生から専業主婦、会社員、シニア層といった異なる属性の人々に、すべて同じ「ぜひお越しください」という短い案内だけを送った場合を想像してください。

このような案内では、それぞれの受け手が「自分に関係のあるイベントなのか分からない」と感じ、興味を持たずにスルーしてしまう可能性が高いと思いませんか。

メールリストセグメント化の重要性

セグメント化とは、メールリストを小さなグループ(クラスター)に分け、それぞれの特徴や関心に応じてカスタマイズされたメッセージを送る手法です。この手法には、大きく3つのメリットがあります。

(1) エンゲージメント率をあげる

まず、受信者のエンゲージメントが向上します。自分に関連性が高いと感じる内容のメールを受け取ると、受信者はそのメールに対して積極的に反応します。

例えば、スポーツ用品を頻繁に購入しているお客さまに新しいランニングシューズの情報を提供すると、興味を持ってメールを開封し、さらにクリックや購入につながる可能性が高くなります。

(2) 次のメールを期待して待つようになる

また、セグメント化されたメールは、受信者の購読停止率を下げる効果もあります。

一律の内容のメールが何度も送られると、受信者は不要だと感じて購読停止を選ぶことが多くなる一方で、興味や関心に合わせた内容のメールは、受信者に「私のために作られた♪」と感じさせ、メール配信に対する好意的な印象を持たせます。

(3) 商品・サービスの購入が増える

さらに、セグメント化はコンバージョン率の向上にも寄与します。具体的なニーズや関心に応じたメッセージを受け取った場合、受信者はその情報に基づいて行動を起こしやすくなります。

例えば、過去にアウトドア用品を購入したお客さまにキャンプ用品のセール情報を送れば、購入につながる可能性が高まるはずです。

また、セグメント化は店舗の近くで開催されるイベントの招待状を送ることや、購入履歴をもとに過去購入した商品の関連アイテムや追加のおすすめ商品を提供できます。

最近メールを開封していない受信者にはリマインドメール送信し、非常にアクティブな受信者には特別な報酬や限定オファーを提供するなど、活動レベルに応じたセグメントも作れます。

調査や過去の行動データを活用して、受信者の興味を特定し、それに応じたカスタマイズされたコンテンツを提供することは効果的です。

セグメント化をすることで得られるもの

セグメント化を活用することで、単なるメール配信から「受信者との対話」へと進化させることができます。

メール受信者は「この配信先は自分のニーズを理解している」と感じ、長期的な関係構築にもつながります。一律のメッセージでは得られないエンゲージメントや信頼を築くために、メールリストのセグメント化は不可欠な戦略です。

9.モバイルデバイスへの対策を怠る

スマートフォンでメールを開いたとき、文字が小さくて読みづらい。ズームしないと内容がわからないメールに出会ったことはありませんか?このような体験は多くの人にとってストレスになり、メールを秒で閉じるきっかけになります。

これが、モバイル対応がされていないメールの典型的な問題です。

令和の今。もはや当たりまえになった。なぜモバイル対応が重要なのか?

当社が管理する女性向けサイトの利用状況を見てみると、消費者の約9割の方がスマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスでサイトを訪問してきています。つまり、メールも9割スマホ経由です。

モバイル対応が不十分なメールは、受信者の過半数にとって

  • 読みにくい
  • 魅力を感じない

と判断される可能性が高いのです。メールが開封されなかったり、内容がスルーされたりするリスクが急激に高まります。

モバイル対応を実現するためのポイント

モバイルフレンドリーなメールを作成するためには次のようなことを考えて対応する必要があります。

(1) シンプルなレイアウトを採用する

シングルカラムのレイアウトを使用することで、画面が小さいモバイルデバイスでも自然に内容が表示されます。複雑なデザインや多段レイアウトは、スマートフォンの画面では崩れる可能性が高いため避けましょう。

(2) 簡潔な件名を心がける

モバイル画面では件名がすぐに切れてしまう可能性があるため、最初の数文字でメールの要点を伝えることが重要です。例えば、「特別限定セール開始!」のように短く魅力的な表現を工夫しましょう。

(3) クリックしやすいボタンを設置する

スマートフォンの小さな画面では、リンクが小さいとタップしにくくなります。リンクではなく、大きく目立つボタンを使い、「詳しくはこちら」や「購入はこちら」といった行動を促すテキストを表示することで、次のステップへ進みやすくなります。

(4) 軽量な画像を使用する

画像容量が大きすぎると表示に時間がかかり、場合によっては正しく表示されないことがあります。軽量化した画像を使用し、読み込み時間を短縮することで、受信者がメールをスムーズに閲覧できるようにしましょう。

(5) デバイスごとのテストを行う

メールを作成したら、デスクトップとモバイルの両方で表示をチェックすることが欠かせません。どのデバイスでも正しく表示されるかを確認することで、受信者がスムーズに内容を読めるようになり、メールの効果を最大化することができます。

これらの工夫を取り入れることで、メールが受信者にとって読みやすく次の行動に移りやすいものになります。

メールマーケティングは、受信者の時間と注意を大切にすることが成功の鍵です。モバイル対応を怠らず、どのデバイスでもストレスなく読めるメールを届けることで、ご自身のブランドの信頼性と魅力をしっかりと伝えましょう。

10.ワンクリックでメール購読の登録解除

メールマーケティングの世界では、GoogleやAppleなどの主要なISPが送信者がガイドラインに”ワンクリックで購読を停止できるリンクを提供する“ことを求めています。

1日5,000通以上のメールをGmailアカウントに配信されるかたは要注意

受信者に不要なメールをワンクリックで購読停止できる環境を提供することで、全配信レピュテーションの低下や、メールが迷惑メールフォルダに直行するリスクを軽減できます。

ワンクリックで購読停止が用意されていない場合、受信者は迷惑メール通報のボタンを押す以外に選択肢がなくなります。迷惑メール通報が増えると、送信者としての信頼性が大きく損なわれ、結果としてメール配信全体の評価が下がります。

ワンクリックによる購読停止がない送信者は、多くの場合「不誠実」や「強引」と見なされるリスクがあります。この印象が受信者に広まると、ブランド全体のイメージが悪化し、お客さまからの信頼を失う結果を招きかねません。

受信者との良好な関係を築くどころか、その逆効果を生む可能性が高まります。

誠実で透明性のあるプロセスを構築することで、「このブランドは受信者を尊重している」と感じてもらえます。購読停止した受信者が将来的にブランドに興味を持ち、再び関係を持つ可能性を高めることができます。

購読停止を防ぐことよりも、購読停止プロセスをスムーズにすることが、長期的なお客さまとの関係を築く鍵となります。受信者の選択を尊重し、誠実に対応することで、ブランド全体の評判を向上させることができるのです。

11.しつこいと感じるぐらいメールを送り続ける

個々の感性の問題があり、適切な通数はそれぞれにより感じ方が変わりますが大多数の方が感じる適切な頻度というものを考えるべきです。

送信者が善意で情報を共有しているつもりでも、頻度が過剰になると受信者を圧倒し、最終的にはメールを無視されたり、購読停止の選択をされる原因となります。

適切なメールの送信頻度を見つけることは、受信者との良好な関係を築くために欠かせません。これは、適度な会話のペースを見つけるようなものです。つかず離れず、バランスの取れた頻度が求められます。

そのためには、受信者の行動を注意深く観察することが重要です。

例えば、メールの配信停止率やエンゲージメント率(開封率やクリック率)が低下している場合、それは送信頻度が多すぎるサインかもしれません。また、受信者に迷惑メールと報告をされるリスクも高まります。

また、配信頻度を受信者自身が自発的に選べる仕組みを設けることも有効です。

例えば、

  • 「毎週の配信」
  • 「月1回の配信」
  • 「特別なお知らせのみ」

といった選択肢を提供することで、受信者は自分に合ったペースでメールを受け取ることができます。

このような柔軟性は、受信者に対する配慮を示し、好感を持たれるポイントとなります。また、一貫性を保つことも重要です。突然メールの配信頻度を増やしたり減らしたりするのではなく、事前に決めたスケジュールを守ることで、受信者に安心感を与えます。

過剰送信を示す兆候にはいくつかの具体例があります。

高いメール配信停止率が目立つ場合、受信者が頻度に対して不満を感じている可能性があります。スパムとして報告されるケースが増えるのも注意すべきサインです。また、エンゲージメント率が低下している場合、受信者がメール内容に興味を失っていることが示唆されます。

メール配信は、量よりも質を重視することが大切です。

少ないメールであっても内容が価値あるものであれば、受信者は次のメールを楽しみに待つようになります。適切な頻度を見つけ、受信者に対する敬意を示すことで、長期的な信頼関係を築くことができるはずです。

12. 分析と受信者によるフィードバックを無視する

一斉送信メールを送った後、その結果を分析しないのは、反応を確かめずにただ声を張り上げているようなものです。誰がその声に耳を傾けているのか、そもそも届いているのかを把握しなければ、次の改善に繋げることはできません。メールマーケティングで成功するには、送信後のパフォーマンスをデータでしっかり追跡し、受信者からのフィードバックを活用することが不可欠です。

追跡すべき指標とその意義について

メールの効果を測るには、次のような指標を追跡することが重要です。これらは、メールキャンペーンのパフォーマンスを改善するための指針となります。

(1) 開封率
受信者がHTMLメールを開封した割合を示します。開封率が低い場合、件名が受信者の興味を引いていない可能性があります。

(3) クリック率(CTR)
 受信者がメール内のリンクをクリックした割合を表します。この値が低ければ、コンテンツが魅力的でないか、行動を促すメッセージが不足している可能性があります。

(3) バウンス率
メールが届かなかった割合です。高い場合は、無効なアドレスをリストから除去する必要があります。

(4) メール購読停止率
リストから退会した受信者の割合を示します。増加している場合は、送信頻度が高すぎるか、メール内容が受信者の期待に合わない可能性があります。

Google Postmaster Toolsで配信状況を把握する

Google Postmaster Toolsを活用することで、Gmailユーザーへの配信状況やスパム率などのデータを確認することができます。

https://gmail.com/postmaster/

  • 迷惑メール率の確認:Googleのガイドラインで定められている0.3%以下を遵守できているか。
  • 配信レピュテーション:①送信ドメインと②IPアドレスの評価を4段階の評価で確認できます。
  • エラーの特定:Googleの送信者ガイドラインで求められている事柄に関する遵守状況や各項目のエラーの内容がわかります。

Google Postmaster Toolsを活用することで、送信者側で見えづらい配信の詳細な状況を把握し、具体的な改善策を講じることができます。

受信者からのフィードバックを活用することは、データ分析と並んで重要な改善策のひとつです。これを実現するには、いくつかの方法が考えられます。

例えば、メールに簡単なアンケートを添付することで、受信者に意見や改善点を直接尋ねる方法があります。短い設問で具体的なフィードバックを求めると、受信者も気軽に回答しやすくなり、貴重な洞察を得られます。

また、受信者がメールに返信してきた場合、その内容を丁寧に確認することも大切です。このような返信には、受信者が何を重視しているのか、何を期待しているのかが率直に反映されています。

さらに、ABテストを活用することも有効な方法です。

異なる件名やコンテンツ形式、送信する時間帯などを複数パターンでテストし、どのバージョンが最も良い結果を生むかを検証します。このような試行錯誤を繰り返すことで、受信者にとって最適なメールの形式やタイミングを見つけ出すことが可能になります。

これらのフィードバックを活用する方法は、どれも受信者とのコミュニケーションを深め、より効果的なメールマーケティングを実現するための重要な手段となります。

13. ジャンクメールと判断される低品質なメールを送る

つまらない、あるいは中途半端な内容のメールは、受信者の興味を引きつけることができません。ごみ箱に直行するジャンクメールとなってしまいます。

このようなメールは、迷惑メールフォルダに振り分けられるリスクがあります。メールは受信者との大切な接点です。その内容が質の低いものであれば、ブランド全体の印象にも悪影響を及ぼします。

質の高いコンテンツを作るためのポイント

効果的で魅力的なメールを作るには、いくつかの基本を押さえておくことが重要です。

まず、内容を明確かつ魅力的にすることが鍵です。伝えたいポイントを簡潔にまとめ、友人に話すような親しみやすいトーンで書くことで、受信者に親近感を持たせることができます。特定の個人でブランディングするのも大切です。

また、読者が重要な情報をすぐに見つけられるように、メール内の構造を工夫することが大切です。見出しを使って情報を整理したり、箇条書きを活用して読みやすくすることで、長い文章を一目で理解できるようにします。

さらに、当たり前の話ですがメールを送る前には必ず校正を行い、誤字や文法ミスがないかを確認することが必要です。チェックは一人でなく二人で。また、違う日行うと違う結果になることがあります。

些細なミスであっても、受信者に「このブランドは細部に気を配っていない」という印象を与える可能性があります。正確で丁寧な内容は、ブランドの信頼性を高める重要な要素です。

受信者との信頼を築くコンテンツを

高品質なコンテンツは、単に情報を伝えるだけではなく、受信者への敬意を示すものです。

受信者がそのメールを読む時間を大切にしていると感じられるような内容であれば、信頼関係が深まり、エンゲージメントも向上します。逆に、質の低いメールを送り続けると、受信者の興味を失い、最終的には配信停止やスパム報告の原因にもなりかねません。

しっかりと考え抜かれた魅力的なメールは、受信者の心に残り、ブランドの評価を向上させる重要な役割を果たします。メールを作成する際には、「受信者にとって価値のある内容になっているか」を常に意識し、質の向上を目指しましょう。

14. メール到達率が下落している問題を無視する

メールマーケティングの成否は、送信したメールがどれだけの受信者に届いたか、つまり到達率に大きく左右されます。

どれだけ内容が優れたメールであっても、迷惑メールフォルダに振り分けられたり、完全にブロックされたりすると、受信者には全く届きません。それでは、どんなに工夫を凝らしたキャンペーンも効果を発揮することができません。

メールの到達率が低下する原因としては、いくつかの要因が挙げられます。

例えば、スパムフィルターに引っかかりやすい内容や過剰なリンクを含むメールは、配信元としての信頼を損ないます。

また、長期間クリーニングをしていないメールリストを使用していると、無効なアドレスや古いアドレスがリスト内に残り、結果的にバウンス率が3%以上に跳ね上がり、到達率の低下を招きます。

さらに、適切に管理されていないIPアドレスやドメインを利用している場合も、信頼度が下がり、メールの配信成功率に悪影響を及ぼします。共有IPを利用している場合は、しっかりESP事業者が管理しているか確認ください。

こうした問題を防ぐためには、メールの内容を見直すことが重要です。特にスパム扱いされる可能性のある単語やリンクの配置に注意し、送信先にとって信頼できる内容に仕上げる必要があります。

メールリストは定期的にメールクリーニングを行い、使い捨てメールアドレスなどの無効なアドレスを除去することで、配信エラーを減らし、健全なリストを維持することができます。

また、信頼できるESPを利用することも到達率の向上には欠かせません。適切に管理されたIPアドレスやドメインを使用することで、配信元の評価を高めることができます。

メールの到達率は、受信者との信頼関係を築くための第一歩です。それを軽視せず、メール内容の見直しやリストの管理、適切なツールの活用を行うことで、マーケティング活動の効果を最大限に引き出しましょう。

15. メールの内容やデザインに一貫性がない

メールキャンペーンを成功させるには、一貫性のあるメッセージやデザインが欠かせません。受信者がメールを開いた瞬間に

これはあのブランドからのものだ♪

とすぐに認識できることは、安心感や信頼感を生む大きな要素です。しかし、もしキャンペーンごとにトーンやデザインが大きく変わってしまうと、受信者は戸惑い、最悪の場合、ブランドそのものに対する信頼を失うリスクがあります。

例えば、あるメールでは落ち着いたプロフェッショナルな雰囲気で書かれているのに、次のメールでは急にカジュアルで軽い調子に変わっていたとしたら、受信者はその一貫性のなさに違和感を覚えるでしょう。

また、毎回異なるデザインを使用したり、ブランドカラーやロゴが見当たらなかったりすると、どのブランドから送られてきたメールなのかが直感的にわからなくなります。

さらに、配信スケジュールが不規則で、次にメールが届くタイミングが予測できないと、受信者はそのブランドからの連絡を待たなくなるかもしれません。

こうした問題を防ぐためには、いくつかのポイントを意識することが重要です。まず、メールに使用する

  • ブランドカラー
  • フォント
  • ロゴ

を統一することで、どのメールでも「このブランドらしさ」を感じてもらえるデザインを保つことができます。メールのトーンも一貫していることが大切です。

メール配信のスケジュールを定期設定することも、一貫性を保つ上で効果的です。

  • 毎週日曜日の朝にメールが届く
  • 月初の第一火曜日にキャンペーン情報を送る

といった予測可能なパターンを作ることで、受信者が次のメールを楽しみにするようになります。

一貫性を持ったメール配信は、受信者に「このブランドは信頼できる」と感じてもらうための基盤です。

に統一感を持たせる

  • デザイン
  • トーン
  • スケジュール

ことで、ブランドの存在感を高め、受信者との長期的な関係を築くことができます。

最後に

メールマーケティングは単なる情報発信の手段ではなく、受信者との信頼関係を築く重要なコミュニケーションツールです。

今回ご紹介した15のポイントは、メール配信の成功を左右する重要な要素を網羅していますが、それを実践するのは簡単ではないかもしれません。

ただし、受信者の視点に立ち、彼らの時間や期待に応える配信を心がけることで、メールマーケティングの成果は確実に向上します。ミスを回避し、一貫性と信頼を意識した配信を行うことで、ブランドの評価は高まり、ビジネスの成長にもつながるでしょう。

どのメールも

「受信者のために作られている」

と感じてもらえる内容であることを目指して、常に改善を続けてください。メール配信は、継続的な試行錯誤の中で進化するものです。そして、受信者が次のメールを楽しみに待つようになる日を目指して、今日から最善の一歩を踏み出しましょう。

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