目にするGmailにメールが届かない(迷惑メールに入る)問題は氷山の一角
2024年6月以降、企業・団体などの間でGmailへのメールが突然届かなくなるという深刻な問題が多発しています。当社が8月末に行った調査でも、わずか1時間の間に50社以上がこの問題に直面していることが判明しました。
これは一時的な不具合ではなく、Googleの新しい送信者ガイドラインへの対応が不十分な場合に起こるもので、今後さらに多くの企業に影響を与える可能性がある「氷山の一角」に過ぎません。
各企業がこの問題にどう対応すべきか、また当社が提供するメールクリーニングサービスの重要性についてお届けいたします。
新たなガイドライン強化の背景と影響
2023年10月、GoogleはGmail宛のメール送信に関するガイドラインを強化することを発表しました。この新しいガイドラインでは、1日5000件以上のメールを送信する企業に対し、
- SPF(Sender Policy Framework)
- DKIM(DomainKeys Identified Mail)
- DMARC(Domain-based Message Authentication, Reporting, and Conformance)
という3つの認証設定を正しく実施することが求められています。特にDMARCに関しては、”reject”ポリシーを設定しないと、なりすましメールや不正なメールとして扱われるリスクがあります。
このガイドラインの強化の背景には、迷惑メールやなりすましメールの増加に対抗し、Gmailユーザーのセキュリティを強化する狙いがあります。
Googleが1日あたり約150億件ものスパムメールをブロックしている現状を考えれば、この強化措置は合理的ですが、その結果、多くの企業が不意打ちを受ける形となり、重要なビジネスメールがお客さまに届かない事態が発生しています。
「Gmailの届かない」を調べたら、1時間で50社以上の事例を発見
当社では、Gmailにメールが届かない事象の発生状況を調査しました。その結果、わずか1時間で50社以上の企業が同様の問題に直面していることが確認されました。
これらの企業には、鹿児島空港の運営会社やFAMILY CLUB online(元Johnney’s net online)、越谷市科学技術体験センターなど、さまざまな業種が含まれています。
これらの企業は新しいガイドラインに対応しきれていないため、Gmailへのメールが未着となる問題に直面しているのです。
特に、中規模から大規模の企業では、複数の部門や関連会社で同じドメインを使用してメールを送信するケースが多く、1日あたりのメール送信量が5000件を超えることが一般的です。
こうした企業がガイドラインに適切に対応しない場合、重要な取引先やお客さまとのコミュニケーションが途絶えてしまうリスクが高まります。
メールアドレスの品質の重要性とクリーニングの必要性
このような問題が発生する背景には、メールアドレスの品質管理の不足が大きな要因となっています。正確で最新のメールアドレスを保持することは、お客さまとの円滑なコミュニケーションを確保するために不可欠です。
しかし、質の低いメールアドレスを含むリストを使用すると、バウンス率が増加し、スパム報告も増えるため、送信者の評判が低下し、結果としてメールが届かないという状況に陥る可能性があります。
そこで、当社が提供しているようなメールクリーニングサービスの利用が不可欠となります。企業が自社のメールリストを定期的にクリーンアップすることで、送信者IPの評価を高めていくことができるのです。
メールクリーニングの窓口を活用するメリット
企業はメールクリーニングの窓口を利用することで、次のような効果を得ることができます。
無効なメールアドレスの除去
存在しないメールアドレスや入力ミスによるエラーアドレスをリストから削除することで、バウンス率を大幅に削減できます。これにより、送信者の評判が保たれ、メールがスパムフォルダに入るリスクが減少します。
スパムトラップの検出と回避
スパムトラップはメールサービスプロバイダが意図的に設置した罠であり、これらにメールを送信すると、即座にスパム送信者としてブラックリストに登録される可能性があります。メールクリーニングの窓口はこれらのトラップを検出し、リスクを未然に防ぎます。
エンゲージメントの向上
クリーンなリストを保有することで、配信先のエンゲージメントが向上し、開封率やクリック率の改善が期待できます。これは、売上増加にも直結する重要な要素です。
今すぐ実施すべき解決策
企業がこの問題に対処するためには、まず以下の対策を講じることが不可欠です。
SPF・DKIM・DMARCの設定
これらの認証設定を適切に行い、メールが正当なものであることを証明する必要があります。特に、DMARCの”reject”ポリシーを適切に設定し、不正なメールの受信を防ぐことが重要です。”none”がゴールではありません。
定期的なメールクリーニングの実施
当社が提供するメールクリーニングの窓口は世界でも最も使われているバリデーションサービスになります。世界で信頼されているサービスを利用して、無効なメールアドレスやスパムトラップをリストから除去し、リストの品質を常に維持することが重要です。
定期的なリストのメンテナンスと検証
メールリストは生きたデータであり、時間の経過とともに変化します。定期的にリストを更新し、最新のデータを取り入れることで、メールの配信成功率を高めることができます。
最後に
Gmailにメールが届かない問題は、今後も多くの企業に影響を与える可能性があります。しかし、適切な認証設定とメールクリーニングの実施によって、この問題を未然に防ぎ、健全なメールマーケティング活動を継続することが可能です。
当社が提供するメールクリーニングサービスは、メールクリーニングソリューションを活用することで、企業はメール配信の信頼性を大幅に向上させ、ビジネスの成長を確実にすることができます。
メールマーケティングの成功は、常に最新の情報を把握し、迅速に対応することにかかっています。Googleのガイドラインやメール配信のトレンドは今後も変化する可能性があるため、適切な措置を講じることが重要です。
もし貴社が
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