【スマホで読めるメルマガを!!】モバイルシフト時代の「レスポンシブデザイン」徹底解説!
最近では、スマートフォンやタブレットといったモバイルデバイスが、私たちの生活に「なくてはならないもの」になっていますよね。それに伴って、インターネットの使い方も大きく変わってきています。
特に注目すべきは、ウェブサイトへのアクセスが大きく「モバイルに移行している」(モバイルシフト)こと。この変化は、メールの利用でもハッキリと現れていて、今では多くのメルマガがモバイルデバイスで開かれているんです。
この新しい現実に対応するため、メルマガ担当者の皆さんは、色々な画面サイズのデバイスに合わせたメルマガキャンペーンのデザインに、これまで以上に気を配るようになりました。
目指すべきは、お客さまが直感的に操作できて、しかもシンプルで「使いやすい、快適な体験」を提供することです。
スマホでメルマガがどれくらい開かれているの?
地域や年齢、性別によって多少違いはありますが、現在送られているメルマガの約60%がモバイルデバイスで開かれていて、パソコン(デスクトップ)での開封率は20%にも満たないと言われています。
このデータは、メルマガを見る時の「主流」が、明らかにモバイルデバイスに変わってきていることを示していますよね。スマートフォンの普及が、この変化の大きな要因です。
日本国内でも、老若男女問わずたくさんの人がスマホを持ち歩き、通勤中や休憩時間など、いつでもどこでもメルマガをチェックできる環境が整っています。そのため、「メールを開封する習慣」が根付き、モバイルデバイスの重要性がますます高まっているんです。
モバイルデバイスの画面サイズに最適化された「レスポンシブデザイン」のメルマガが増えたことも、モバイルでの開封率を向上させる一つの理由となっています。
モバイルフレンドリーなメルマガは、開封率やクリック率が高いことが多く、メルマガ担当者の皆さんにとって重要な目安になります。
「モバイルファースト」(まずはモバイルを最優先で考える、という考え方)の流れは今後も加速し、デスクトップとの開封率の差はさらに広がると予想されます。
この流れを敏感に捉えて、メルマガマーケティング戦略をモバイルに最適化することが、メルマガ担当者には求められています。
「レスポンシブデザイン」ってそんなに大切なの?
「レスポンシブデザイン」というのは、ウェブサイトやメルマガなどのデジタルコンテンツを、お客さまが使っているデバイスに関係なく、いつでも「ちょうど良く」表示するためのデザイン手法です。
この手法の一番大切なところは、お客さまがどんなデバイスを使っていても、ストレスなくコンテンツを楽しめるようにすることにあります。
モバイルデバイスが普及したことで、デジタルコンテンツへのアクセス方法が大きく変わりました。
でも、パソコン向けに作られたコンテンツをそのままモバイルデバイスで表示すると、文字が小さすぎて読みにくかったり、大切な情報が画面からはみ出してしまったりと、たくさんの問題が起こってしまいます。
レスポンシブデザインを取り入れることで、これらの問題を解決し、どんなデバイスを使っていても最高の「使い心地」(ユーザー体験)を提供できます。デバイスごとに最適化された表示は、お客さまが快適に情報を手に入れることを可能にするんです。
デジタルコンテンツの価値を最大限に引き出すためには、「使いやすさ」(アクセシビリティとユーザビリティと言います)の向上が欠かせません。
すべてのお客さまが簡単に操作できるデザインは、「お客さまを中心に考える」(ユーザー中心のアプローチ)を実現する上で、今やなくてはならない手法となっています。
レスポンシブデザインは、このような「お客さまを中心に考えるアプローチ」を形にするための、最も効果的な手法の一つと言えるでしょう。
「スマホで読みやすい」レスポンシブメールの作り方
今のメルマガマーケティングでは、「レスポンシブメールデザイン」の重要性がますます高まっています。
これは、メルマガを受け取るお客さまが使うデバイスの種類にかかわらず、メルマガが「ちゃんと」表示されるようにするデザイン手法です。このアプローチによって、「使い心地」(ユーザー体験)が大幅に向上し、メルマガキャンペーンの効果もぐんと高まります。
レスポンシブメールを効率的に作るには、コーディングの知識がいらない「レスポンシブメールエディター」を使うのがおすすめです。
海外のツールになってしまいますが、これらは様々なデバイスでのメルマガの表示を自動的に「ちょうど良く」してくれます。
例えば、
- Mailchimp(https://mailchimp.com)
- Campaign Monitor(https://www.campaignmonitor.com)
- SendGrid(https://sendgrid.com)
のようなサービスは、直感的に「ドラッグ&ドロップ」で操作できる画面を提供しているので、メディアクエリやCSS(ウェブサイトのデザインを決める技術のことです)について深く知らなくても、レスポンシブメールを作成できます。
メルマガをデザインする際には、まず「単一列のレイアウト」(コンテンツが縦一列に並ぶシンプルなデザイン)を選ぶことが重要です。
これは、画面の大きさに関わらず、コンテンツが適切な比率で表示されるようにするためです。
また、写真は「大きすぎず、小さすぎず」適度なサイズにして、「代替テキスト」(画像が表示されない場合に表示される説明文)を追加することで、もし画像が見えなくてもメッセージの内容が伝わるようにしましょう。
さらに、「CTAボタン」は、見やすくてタップしやすいサイズにすることが、クリック率を向上させる鍵です。
もし複数のボタンがある場合は、それらの間に十分なスペースを設けることで、間違って別のボタンをタップしてしまうのを防ぎます。
また、Windowsならメイリオ・游ゴシック、Macならヒラギノ角ゴシックなどの「標準フォント」を使うことで、お客さまのデバイスに特定のフォントがインストールされていなくても、メルマガの内容を正しく表示できるようにします。
上記のポイントに注意してメルマガを設計することで、様々な端末で適切に表示されるメルマガを実現し、効果的なメルマガマーケティングキャンペーンを展開することが可能です。
これらのサービスは、「使いやすい画面」と豊富な「カスタマイズできる選択肢」を提供することで、メルマガ担当者が高品質なレスポンシブメールを簡単に作成できるようにしています。
レスポンシブメールデザインをマスターすることは、今のデジタルマーケティングにおいて「なくてはならないスキル」の一つです。適切なツールを選び、「お客さまを中心に考える」メルマガデザインを心がけることで、メルマガマーケティングの成果を最大限に引き出すことができるはずですよ!
最後に
メルマガマーケティングでは、メルマガが表示される端末だけでなく、お客さまが使っているメールソフト(メールクライアント)の違いも考慮する必要があります。
Gmail、Yahoo!メール、iPhoneの標準メールアプリなど、様々なメールクライアントが存在しますが、それぞれメルマガの表示方法が異なります。
例えば、ウェブで使うGmailと、パソコンにインストールするOutlookのようなデスクトップアプリでは、レイアウトが大きく変わることがあります。
皆さんのターゲットとなるお客さまが主に使っているメールクライアントを把握し、それらのクライアントで適切に表示されるよう「ちょうど良くする」(最適化する)ことが重要です。
また、レスポンシブデザインは、お客さまがどんな端末やメールクライアントでメルマガを開いたとしても、適切に表示できるようにすることで、ストレスなくメッセージを読み進められる「良い使い心地」(好ましいユーザーエクスペリエンス)を提供します。
端末に合わせた最適化がされていないメルマガは、文字が見えにくくなったり、操作しにくくなったりすることで、お客さまにストレスを与え、「もういいや」と削除されてしまう可能性が高いんです。
「もっと関わりたい」という気持ちや、商品購入などの「行動」を向上させるには、レスポンシブデザインが欠かせませんよ!