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Gmailに届かない理由とは?Postmaster Toolsでレピュテーション改善

2025.04.06
日吉 浩之のプロフィール写真

株式会社プリモポスト 取締役

日吉 浩之 メール到達エバンジェリスト

SEOを担当している方は、Google Search Consoleを使って検索パフォーマンスやインデックス状況、ページの問題点などを定期的にチェックするのが当たり前ですよね。

それと同じように、メール配信の世界にも“健全性”を数値で見える化できるツールが存在します。それが、今回ご紹介する、Googleの Postmaster Tools (ポストマスターツール)です。

これは、独自ドメインを持っている全ての企業が活用しなくてはいけないツールです。

Postmaster Toolsは、Gmail宛に送信されたメールに対し、Googleがどのような評価をしているかをグラフや数値で可視化できる無料の公式ダッシュボードです。

特に、メールマーケティングや業務連絡などでGmailユーザー宛の送信が多い企業にとっては、Google Search Consoleと同じくらい頻繁に確認する必要があります。

今回の記事では、まず

「なぜGmailにメールが届かないのか?」

という問題に対する代表的な4つの原因を解説した上で、Postmaster Toolsの役割と活用メリットを紹介します。

なぜGmailに届かないのか?主な4つの原因

Gmail宛に送信したはずのメールが受信トレイに届かず、迷惑メールフォルダに分類されてしまう。これは偶然ではなく、明確な理由があります。とりわけ以下の4つは、最も多く見られる原因です。

(1) 迷惑メール判定されている

Googleは受信者の行動や過去のメールの内容に基づいて、独自の迷惑メールフィルターを構築しています。

例えば、過去に送信したメールで多くのユーザーが「迷惑メール」と報告していたり、本文中に特定のフレーズやリンク構成が含まれていた場合。そのメールはGmailの受信BOXのアルゴリズムによって自動的に迷惑メールとみなされることがあります。

(2)メール認証の設定が不完全

Googleは「このメールは本当にそのドメインの正規の送信者が送っているのか?」を重視します。これを確認するための仕組みが、

  • SPF(送信元IP確認)
  • DKIM(電子署名)
  • DMARC(ポリシー管理)

です。これはなりすまし対策と理解ください。これらのいずれかでも未設定、あるいは設定ミスがあると、Gmailはそのメールを信頼できないものと判断し、到達率が大幅に下がる可能性があります。

(3)ドメインやIPの評価が低い

メールが届くかどうかは、コンテンツの内容だけではなく、どのドメイン・IPから送られたかにも大きく左右されます。以前の記事でもご紹介いたしました、送信IPアドレスだけでなく、送信ドメインも評価を受けています。

例えば、過去に迷惑メールとして報告されたメールを大量に送信していたドメインは、

「信頼されない送信者」

として評価が下がり、新たに送るメールも同じく迷惑メール扱いされやすくなります。

(4)エンゲージメントの低さ

メールを送っても

  • 開封されない
  • クリックもされない
  • 読まれていない

Googleの送信者ガイドラインには開封率などを見ないと書いていますが、実際は評価されると考えるべきです。このような状況が続くと、Gmailは「この送信者からのメールはユーザーにとって不要」と判断します。

正しく認証されたメールであっても、迷惑メールフォルダに届くリスクが高まります。なお、開封率を把握するためにはHTMLメールを送信する必要があります。

Postmaster Toolsとは何か?そして誰に有効なのか?

迷惑メールと判断される理由を特定し、配信パフォーマンスを改善するヒントを与えてくれるのが、Google Postmaster Toolsです。

Google Postmaster Tools アイキャッチ

Googleが提供するFeedback loop(FBL)です。Gmail宛に送信されたメールに関する様々な指標を確認できるダッシュボード型ツールで、Googleアカウントがあれば無料で利用できます。

Google Postmaster Toolsで発行されるTXT形式のレコードを、自社ドメインの所有権をDNSで確認することで、次のような項目を確認できるようになります。

このDNSはメールアドレスを追加するときに使っているサーバーをイメージしてください。

Postmaster Tools v1で確認できる主な項目

  • ドメインレピュテーション(高 / 中 / 低 / 悪い の4段階評価)
  • IPレピュテーション
  • 迷惑メール率(Gmailユーザーが迷惑メールと報告した割合)
  • 認証成功率(SPF・DKIM・DMARCが正しく認証されている割合)
  • 暗号化率(TLSを使った安全な通信の割合)
  • 配信エラー(ブロックや一時的な送信失敗の割合と理由)

これらはGmailでしか取得できない貴重な評価指標であり、Googleのフィルターロジックに対して自社のメールがどう評価されているか確認する唯一の手段です。

ただし、2025年9月末にGoogle postmaster Tools v2への移行が発表され、ドメインとIPの評価は確認できなくなると発表されました。

Googleがドメイン評価とIP評価がわかる「Postmaster Tools v1」の提供を10月末で終了します

2025年度、Postmaster Toolsは“導入必須”の基本施策

2025年度に入り、GoogleはGmailの送信者要件をさらに厳格化してくるはずです。これは、サイバー犯罪の起点がメールになることが多いからです。つまり、メールが「届くかどうか」は送信者の信頼性が必要となる時代となりました。

迷惑メールに入る、届かないという理由だけで、お客さまとの信頼やビジネスチャンスを失う企業が増えています。だからこそ、Postmaster Toolsの導入はすべての企業にとって“必須”の施策です。

  • マーケティング
  • 営業
  • IT
  • カスタマーサポート

どのような部門であっても、「自社ドメインがGmailにどう評価されているか」を確認すべきタイミングです。まだ導入していない企業こそ、今すぐに。すでに使っている企業は、定期的な活用と改善を。

Postmaster Toolsの導入と活用は、お客さまに“届く”メール運用の第一歩です。次の記事では、Postmaster Toolsの導入方法を紹介しております。ぜひご覧ください。

Google Postmaster Toolsの導入方法を解説|知らないうちに“迷惑メール送信者”になっている?

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