【メルマガが届かない?!】「有効なメールアドレス」だけ集める超重要テクニック!
デジタルの時代において、メルマガなどのメールでのやり取りは、ビジネスの中心部分を占めています。でも、メルマガの登録プロセスで意外と見落とされがちなのが、登録された「メールアドレスが本当に使えるものなのか」(有効性の確認)なんです。
もし、使えないメールアドレスが皆さんのシステムに登録されてしまうと、お客さまがメルマガに興味を持ってくれなくなったり、メルマガキャンペーンが思ったような成果を出せなかったり、さらには送るリストの品質が下がったり…と、色々な困ったことにつながりかねません。
では、実際にどんな方法でメールアドレスの有効性を確認すればいいのか、一緒に見ていきましょう!
「このメールアドレス、本当に使える?」を確認する方法
メールアドレスが実際に存在しているかどうかを確認する方法はいくつかありますが、残念ながら「これで完璧!」という方法はまだありません。いくつかの一般的な方法を見ていきましょう。
まず、一番昔からあるけれど確実な方法の一つは、シンプルにそのメールアドレスに実際にメルマガを送ってみて、「届きませんでした」(バウンスと言いますね)となるかどうかを確認することです。
ちなみに、バウンスには「ソフトバウンス」と「ハードバウンス」があります。
メルマガ登録の時に、「このメールをクリックして登録を完了してください」というように、お客さまにクリックしてもらうことで、アドレスの有効性が一気に上がります。
また、「ありがとうございますメール」(サンキューメール)などでメルマガがバウンスせず、エラーメッセージが返ってこなければ、そのメールアドレスは「使える!」可能性が高い、ということになりますね。
「SMTPサーバー」を使って確認する方法
SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)という仕組みを使ったメールアドレスの確認は、ビジネスにおけるメールでのやり取りをスムーズにする上で大切な役割を果たします。
SMTPを使うことで、リアルタイムでメールアドレスが本当に存在していて、今も使われているかどうかを確認できるんです。
特に、新しいお客さまの登録時や、メルマガキャンペーンの効果を測る上で重要です。「使えるメールアドレス」だけをシステムに入れておくことで、メルマガキャンペーンの成果を高め、使えないアドレスによる「届きませんでした」(バウンス)のリスクを減らすことが可能になります。
しかし、このSMTP検証にはいくつか「気をつけたい点」(デメリット)もあります。メールサーバーによっては、セキュリティ上の理由から、外からの確認のリクエストをブロックしている場合があるんです。
また、サーバーへの問い合わせがあまりに頻繁に行われると、そのドメインが「迷惑メール」を送っていると見なされてしまうリスクも出てきます。
さらに、メールサーバーからの返事が返ってくるまでの時間がバラバラなので、お客さまのサイト利用体験(ユーザーエクスペリエンス)に悪い影響を与えてしまう可能性も考える必要があります。
これらの問題に対応するためには、メール検証のプロセスを適切に設計して、セキュリティと「使いやすさ」(ユーザビリティ)のバランスを取ることが重要です。
例えば、お客さまがメールアドレスを入力した後、裏側でSMTP検証を行い、その結果に基づいてお客さまに適切なメッセージを伝える方法が考えられます。
また、メールサーバーへの問い合わせ回数を制限したり、特定のドメインに対する検証のリクエストを調整したりすることも有効です。
SMTPを使ったメールアドレス検証は、ビジネスにおけるメールでのやり取りの質を高めるための一つの方法ですが、実際に導入する際には、慎重な計画と適切なセキュリティ対策が必要です。
効果的なメールアドレス検証システムを構築することで、皆さんの会社のメール関連業務の信頼性と効率を大きく向上させることができますよ。
もし、SMTPサーバーを活用した検証を行う場合、次のような手順で対応します。
SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)サーバーで検証するための手順
SMTPを使ったメールアドレス検証を導入する場合、以下の手順で進めるのが一般的です。このプロセスには、SMTPサーバーへの接続、メールアドレスの検証リクエストの送信、そしてサーバーからの返事の解析が含まれます。
1. SMTPサーバーへの接続
メールアドレスの「@」マークの右側(ドメインと言います)に対応するSMTPサーバーに接続します。これは通常、DNSという仕組みを使ってメールサーバーのアドレスを見つけ、そのサーバーにSMTPコマンドを送ることで行います。
2. 「HELO」コマンドを送ろう!
SMTPでのやり取りを始めるために、サーバーに「HELO」または「EHLO」というコマンドを送ります。これはSMTPのルールで決められている、いわば「こんにちは!」という挨拶のコマンドです。
3. 「MAIL FROM」コマンドを送ろう!
次に、「MAIL FROM」というコマンドを使って、「私から送りますよ」という送信者のメールアドレスをサーバーに伝えます。このアドレスは、実際にメルマガを送る時に使うアドレスでなくても大丈夫です。
4. 「RCPT TO」コマンドを送ろう!
確認したいメールアドレスを「RCPT TO」コマンドに含めてサーバーに送ります。これで、指定したアドレスがサーバー上に存在するかどうかを確認します。
5. サーバーからの返事を分析しよう!
サーバーからの返事のコードを見て、メールアドレスが有効かどうかを判断します。もしサーバーが「250」という返事のコードを返してきたら、そのメールアドレスは「有効だ」と見なされます。
6. 終わったら「QUIT」!
確認が終わったら、「QUIT」コマンドを送ってSMTPのやり取りを終了します。
7. エラー対策とセキュリティ対策を忘れずに!
サーバーが返事をくれない場合や、エラーが出た場合に備えて、エラー処理や時間切れの処理(タイムアウト処理)を導入しましょう。また、メールサーバーに負担をかけすぎないよう、一度に大量のリクエストを送らないように注意することも大切です。
実際にこれをプログラミングするには、PHPや他のバックエンド言語の知識が必要です。
また、この方法はメールサーバーによっては動かない場合があるので、導入する前にきちんとテストを行うことが重要です。SMTPによる検証はセキュリティ上のリスクを伴う可能性もあるため、適切なセキュリティ対策を講じることが不可欠です。
もっと確実に!「メール検証サービス」を活用しよう!
SMTPによる検証方法でも、メールアドレスが有効かどうかを確認することはできますが、それだけでは十分ではない場合もあります。
SMTP検証は、主に「メールアドレスが存在するかどうか」を確認することに重点が置かれています。これは、メルマガを送る先のメールサーバーがそのメールアドレスを受け入れるかどうかをチェックすることで行われます。しかし、この方法には限界があります。
例えば、メールアドレスの形は正しくても、それが実際に使われているアドレスなのか、それとも「迷惑メール業者を捕まえるためのアドレス」(迷惑メールトラップ)や、「一時的に作ってすぐ捨てるアドレス」(使い捨てメールアドレス)ではないか、といったことまでは判断できません。
また、SMTP検証はサーバーに大きな負担をかけるという問題もあり、頻繁に大量の検証を行うと、サーバーから拒否されてしまう可能性があります。
これらの問題に対応するためには、もっと clever(クレバー)なメール検証方法が必要です。
そこで登場するのが、「メール検証サービス」です。これを使うと、メールアドレスが本当に有効で使われているかどうかを、もっと詳しく分析できるんです。
これらのサービスは、メールアドレスの形のチェックに加えて、ドメイン(@マークの右側)が有効か、メールアドレスが迷惑メールトラップや使い捨てアドレスではないか、といったことまで検証してくれます。
さらに、リアルタイムで検証したり、大量のメールアドレスを一気に検証したりする機能も提供されるので、大規模なメルマガキャンペーンや、たくさんのお客さまが登録するプロセスでも、効率的に活用できます。
当社の「メールアドレスの有効性確認サービス」(メールクリーニングの窓口)
当社では、皆さんのメルマガリストの品質を向上させるため、「メールアドレスの有効性を確認するサービス」を提供しています。その仕組みは、次の通りに作られています。
何段階ものチェックでしっかり確認!
メールアドレスが実際に存在して、有効であるかどうかを確認するために、いくつかのステップを実行します。このプロセスには、メールアドレスの形式チェック、ドメインの検証、そしてSMTPチェックが含まれます。
メールアドレスが本当に存在し、メルマガを受け取れる状態であるかどうかが判断されます。
リスクのあるアドレスを見つけ出します!
このサービスは、ただメールアドレスが有効かを確認するだけでなく、使い捨てのメールアドレス、迷惑メールトラップ、悪質なメールアドレスなど、リスクの高いメールアドレスを見分ける能力も持っています。
これによって、メルマガリストの品質をさらに向上させることができます。
リアルタイムでサッと確認!
ウェブサイトの登録フォームや、商品購入の最終確認プロセス中に、メールアドレスをすぐに検証して、無効なアドレスが入力されるのを防ぐことができます。
今のシステムにもラクラク連携!
メールアドレスの有効性確認サービスでは、APIという仕組みを提供しています。これを使うと、皆さんの今のシステムやウェブサイト、アプリケーションに簡単に組み込むことができます。
これにより、ビジネスの既存のやり方の中に、スムーズにメール検証機能を追加できます。
セキュリティとプライバシーも万全!
GDPR(ヨーロッパの個人情報保護の法律)や、SOC 2 Type 2、PCIといったセキュリティ基準に準拠していて、軍事レベルのデータ暗号化を使用しています。検証プロセス中のメールアドレスのセキュリティとプライバシーをしっかり守ります。
当社のメールアドレスの有効性確認サービス(メールクリーニングの窓口)は、メルマガマーケティングにおける本当に役立つツールです。
メルマガリストの品質向上、「届きませんでした」となる割合(バウンス率)の削減、メルマガの配信率の改善に貢献し、皆さんの会社のメールでのやり取りを効果的にサポートします。
詳しくは、こちらのページからご確認ください。
最後に
メールアドレスの有効性を確認することの重要性を、もう一度強調させてください。ビジネスにおけるメールでのやり取りは、お客さまとつながるための「土台」であり、その効果はメルマガリストの品質に大きく左右されます。
使えないメールアドレスがリストに含まれていると、皆さんの会社自身のドメイン(会社のメールアドレスの「@」の右側ですね)に悪い影響を与えるとともに、メルマガキャンペーンの成果を著しく低下させ、結果として会社の貴重な時間やお金を無駄にすることにつながります。
SMTPによる検証は有効な手段ではありますが、リスクや限界も抱えています。
これに対し、メールクリーニングの窓口のような「バリデーションサービス」(メールの有効性を確認するサービスのことです)は、もっと高度なメール検証を活用することで、これらのリスクを減らし、より確実にメールアドレスの有効性を確認できます。
高度な検証プロセスによって、メルマガリストの品質が向上し、Gmailなどに届かない問題の解決はもちろん、メルマガマーケティングの成果も大きく改善されます。
デジタルマーケティングの効果を最大限に引き出すためには、メールアドレスの有効性の確認という基本的なステップを踏むことが不可欠です。メルマガキャンペーンの成果を高め、長い目で見て会社の成長とお客さまの満足度向上に貢献することにつながるはずですよ!