「見たい!」を「知りたい!」に変える。「ゲート付きコンテンツ」でメルマガ読者を増やす秘訣!
「ゲート付きコンテンツ」(英語ではゲーテッドコンテンツと言いますね)は、メルマガの配信リストを増やすために、とっても効果的な方法なんです。
この「ゲート付きコンテンツ」というのは、「特定のお役立ち情報やサービスを提供する代わりに、お客さまに少しだけ情報(例えばメールアドレスなど)を教えてもらうことで、アクセスを許可する」という仕組みのコンテンツ形式を指します。
これを使うと、皆さんの商品やサービスに本当に興味を持ってくれるお客さまの「直接的な関心」をぐっと引き出すことができるんですよ。
ゲート付きコンテンツを利用することで、そのテーマに心から関心を持っている、質の高い「見込み客」(リードと言います)を増やすことができます。お客さまが自分の情報を提供してくれるのは、そのコンテンツに「本当に価値がある!」と感じている証拠になるんです。
さらに、そうやって集まった情報をもとに、お客さまの興味にぴったり合わせた、特別なメルマガをお届けすることが可能になります。
「個別最適化」(パーソナライズ)されたメルマガは、お客さまとの関係を深め、メルマガを開いてくれたり、クリックしてくれたりする割合(エンゲージメントと応答率)を高めることができます。
これは、お客さまとの長いお付き合いを築くための大切な土台となり、信頼関係を深め、皆さんのブランドへの「ファン度」(ブランド忠誠度)をぐっと上げてくれるはずです。
「ゲート付きコンテンツ」を上手に活用して、リストを作る方法
ゲート付きコンテンツを使う方法は、ビジネスやマーケティングの世界で広く使われています。特に、「見込み客の興味を引きつけ、価値のある見込み客情報(リード)を生み出す」という目的で利用されることが多いです。
効果的なゲート付きコンテンツには、色々な種類があります。例えば、
- ウェビナー(オンラインセミナー)
- ケーススタディ(成功事例の詳しい解説)
- ガイドやテンプレート
- インフォグラフィック(分かりやすい図解)
- ホワイトペーパー(詳しい解説資料)
などがあります。それぞれのゲート付きコンテンツについて、詳しく見ていきましょう。
ウェビナー(オンラインセミナー)
ウェビナーは、インターネットを通じて行われるセミナーのことです。専門家が特定のテーマについて分かりやすく話してくれて、参加者はお話を聞くだけでなく、質問できる時間もあります。
ウェビナーを準備する際には、「お客さまが知りたい!」と思うようなテーマを選び、内容の濃い、質の良いプレゼンテーションを用意することが大切です。参加登録フォームを準備して、メールアドレスやどんなお仕事をされているか、といった詳しい情報を集めることができます。
ケーススタディ(成功事例の詳しい解説)
ケーススタディは、皆さんの会社の商品やサービスが、実際にお客さまのどんな問題をどのように解決したのかを、詳しくまとめた報告書のことです。
ケーススタディは、皆さんの会社のウェブサイトなどで公開することで、商品やサービスが実際にどんな効果をもたらしたのかを示す、とても力強いマーケティングツールになります。準備する際は、
- 「こんな風にうまくいった!」という成功のストーリー
- どんな方法を使ったのか
- どんな結果が得られたのか
- お客さまの「生の声」(証言)
などを、具体的に詳しく書くことが重要です。
ガイドとテンプレート
ガイドは、特定のテーマや手順について、詳しく分かりやすい指示や情報を提供する文書のことです。
ある分野や商品について深く理解してもらうために、お客さまが抱えている特定の課題を解決するお手伝いをすることを目的としています。ガイドを作る際には、誰が読んでも分かりやすい言葉を使い、必要であれば「ステップバイステップ」の説明や、図や表なども含めると良いでしょう。
さらにテンプレートは、特定の作業やプロジェクトを「すぐに始められるように」あらかじめ形作られた文書やファイルのことです。
テンプレートは、お客さまが時間を節約して、普段の作業を簡単に行えるようにするために使われます。
例えば、「ビジネスプランのテンプレート」や「マーケティング戦略のテンプレート」、「履歴書のテンプレート」などがあります。テンプレートを作る際には、多くのお客さまのニーズに合わせて、色々な場面で柔軟に使えるようにすることが大切です。
その他
インフォグラフィックは、複雑なデータや情報を「目で見て分かりやすい」ように絵や図で表現したもので、ホワイトペーパーは、特定の問題について深く分析したり、詳しい情報を提供したりする資料です。
最後に
ゲート付きコンテンツを提供する際には、お客さまのニーズや興味に合わせて、コンテンツを「個別最適化」することがとても重要です。提供するコンテンツは、「価値がある!」と思ってもらえるもので、お客さまの興味に合っていて、思わず「見たい!」と思うような魅力的なものである必要があります。
日本では、皆さんの「個人情報」を守ることに関して、とても厳しい法律があります。「個人情報の保護に関する法律」というものに従う必要がありますので、ご注意ください。
個人情報を「何のために使うのか」をはっきりと伝え、お客さまから「使っていいですよ」という明確な同意を得ることが重要です。また、集めた情報の取り扱いについて、「こんな風に使いますよ」というポリシーを、誰が見ても分かるように透明にすることも必要です。
[参考(個人情報保護法)]
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201703/1.html
また、個人情報の保護とプライバシーに関する法律を守ることが大切で、もしヨーロッパに住んでいる方々を対象にする場合は、「GDPR(General Data Protection Regulation)」という法律に従って、明確な同意を得る必要があります。
これには、ダウンロードフォームに「同意します」というチェックボックス(オプトインボックス)を設けてお客さまの同意を得ることや、データの使い方に関する透明性をしっかり確保することが含まれます。
ゲート付きコンテンツを利用する際には、対象となる地域の個人情報保護に関するルール(法規)にきちんと合わせて、お客さまのプライバシーと情報の安全をしっかり守ることが欠かせません。効果的なコンテンツの提供と、法律をきちんと守ることを通じて、皆さんの会社は信頼性を高め、成功するマーケティング戦略を実現できるはずですよ。